研究科紹介
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人文学研究科の流れの一つである文学研究科の源流は、江戸時代の町人の学問所「懐徳堂」にありますが、実質的な歴史は、1948年に大阪大学に法文学部が設立され、同時に大学院(旧制)が併設されたことに始まります。文学部は1952年までに19の専門分野を擁する学部へと発展する一方、大学院も1953年に新制に移行し、めざましく充実しました。その後いくつかの変革を経て、2007年に、文化形態論(博士前期課程・後期課程)、文化表現論(博士前期課程・後期課程)、文化動態論(修士課程)の三専攻体制が整いました。
もう一つの流れである言語文化研究科は3専攻から成り、そのうち言語文化専攻は、1974年に設置された大阪大学言語文化部がその基礎となっています。1989年に言語文化部が解消・再編拡充されて大学院の一研究科となり、言語文化学の修士課程が発足、1991年には博士課程も設置されました。二つ目の言語社会専攻の源流は、1921年に創設された大阪外国語学校です。1949年に新制の大阪外国語大学となり、1969年には大学院外国語学研究科修士課程が設置されました。1997年に言語社会研究科となり博士課程も設置されました。2007年に大阪大学と統合し、言語文化研究科言語社会専攻として新たなスタートを切りました。日本語・日本文化専攻の基礎は、1977年に設置された大阪外国語大学大学院外国語学研究科日本語学専攻(修士課程)です。その後、2001年には言語社会研究科の中に日本語日本文化特別コース(博士前期課程)が設置され、2003年には博士後期課程も設置されました。そして、大阪大学との統合で言語社会専攻日本語日本文化講座となりましたが、2012年に日本語・日本文化専攻として独立しました。
大阪大学大学院人文学研究科は、これらそれぞれに歴史と個性をもつ文学研究科と言語文化研究科の理念と特質を継承しながら、人文学の英知を結集し、新たな地平を切り開くべく、誕生いたしました。
大阪大学大学院人文学研究科関連年表
大阪外国語大学
- 大阪外国語学校
- 大阪外事専門学校
- 大阪外国語大学外国語学部
- 大学院外国語学研究科
- 大学院言語社会研究科
-
【大阪大学と大阪外国語大学が統合】
大学院言語文化研究科
大阪大学
- 大阪帝国大学
- 大阪大学
- 法文学部
- 文学部
- 大学院文学研究科
- 言語文化部
- 大学院言語文化研究科
- 大学院人文学研究科