専攻紹介
人文学専攻

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人文学研究科の5専攻の紹介

人間性の「知」に関わる
総合的な研究・教育
下記4コースからなる人文学専攻は、
「人文(humanities =人間性)の知」に関する総合的な研究・教育を展開します。
それぞれの学術的文脈に即した先端的かつ独自な研究・教育を継続するとともに、現代社会の諸課題に応えるための研究アプローチを積極的に取り込み、伝統的な人文知の更新を目指します。
取得できる学位
人文学プログラム
- 修士・博士(文学)
- 修士・博士(学術)
※教授会の議を経て総長が適当と認めたときは、「修士・博士(学術)」を授与する場合があります。
コース紹介
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哲学コース
哲学・思想・文化に関わる研究・教育を基礎/応用の両面から展開します。基礎に関係する専門分野には「哲学哲学史」(近現代西洋哲学を中心とした研究)「中国哲学」「インド学・仏教学」があり、厳密な文献読解に基づく古典研究を柱としています。応用に関係する専門分野には「科学技術社会論」(科学技術が社会に提起する諸問題について研究する学際的分野)「臨床哲学」(社会現場との関わりを重視する哲学)があり、哲学的な視点から現代社会の諸問題に取り組む試みです。
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グローバルヒストリー・地理学コース
東洋史学・西洋史学・人文地理学の3専門分野では、古代から現代まで、またミクロな地域社会からグローバルな構造的連鎖まで、学際的で先端的な研究方法を学びます。大学全体に開かれたグローバルヒストリー副プログラムに加えて、地域密着型のフィールドワークや、情報化時代の素養を身につけた人材を養成します。また、「歴史・地理教育プログラム」を設け、中高教員と連携して、市民に開かれた歴史・地理研究を目指します。
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文学コース
「英米文学」「ドイツ文学」「フランス文学」「中国文学」(「テクスト表現論」グループ)と、世界と日本の文学を対象とする「テクスト環境論」の5つの専門分野からなります。どの専門分野においても、従来の文学研究の手法を継承するとともに、民族、地域、言語、階級、ジェンダーの境界を超えた「越境の文学」の研究を目指します。また、文学作品のみならず、音楽、演劇、絵画、建築、漫画、映画など広い意味での「テクスト」を研究対象とします。
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比較・対照言語学コース
本コースでは、言語の共時的・通時的分析の方法を学びます。共時的研究では、現在の英語、日本語などのいくつかの言語を対照させることによって、言語に関する規則性・法則性を発見することを目標とします。通時的研究では、英語をはじめとする印欧諸語等の歴史的発達に関する知見を得ることを目標とします。いずれのアプローチにおいても、十分な言語データ・資料に基づいた理論構築を行うことを重要視しています。