専攻紹介
言語文化学専攻
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人文学研究科の5専攻の紹介
今日的な課題に
幅広い観点から取り組む
カリキュラム
伝統的なディシプリンにとらわれない「言語文化学コース」は、3分野にわたる6講座を有し、全講座が連携しながら、新たな研究領域や研究方法論を探究し、言語と文化に関する高度な教養や情報活用能力を修得することで、今日の多文化・多言語社会における国家・民族・文化間の諸問題などに取り組みます。
取得できる学位
言語文化学プログラム
- 修士・博士(言語文化学)
- 修士・博士(学術)
※教授会の議を経て総長が適当と認めたときは、「修士・博士(学術)」を授与する場合があります。
コース紹介
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言語文化学コース[分野I]
超領域文化論講座
古代から現代に至る文化・社会・思想・歴史に関する様々な事象や概念を、学問領域の枠にとらわれない広い視点で探究し、文化の形成と変容の諸相を多角的に究明するための総合的な知の体系の構築を目指します。文学・文化理論とフィールドワーク、その他諸学術分野との関連において超領域的でグローバルな視座から考察する力と感性を養成します。
表象文化論講座
活字や映像をはじめとする諸テクストや表象について、その多元的な生成・受容・伝達の仕組みを分析し、多様な文化現象の解明を目指します。異言語・異文化接触場面における文化変容や翻訳・翻案の研究、異なる地域や民族が有する言語文化の通時的・共時的諸相の比較、文化産業・大衆文化・メディア文化の動態の体系的考察をおこないます。
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言語文化学コース[分野II]
コミュニケーション論講座
現実の社会において発生する諸問題を「コミュニケーション」の観点から調査するとともに、その問題を克服し、より公正な社会を目指すための実際的技能と、言語に関連する諸理論との融合を試みます。多言語・多文化がひしめき合う現代社会において共生を可能にする言語文化リテラシー、およびコミュニケーションのデザイン力を追究します。
第二言語教育学講座
人がどのように母語以外の言語を使い、学び、そして教えるのかを研究する講座です。運用を目的とした第二言語教育に重点を置きながら、社会的・心理的・文化的な側面も研究領域に含めます。1つ以上の言語を用いる機会が増加している現代において、第二言語の実践または理論に関する問題を読み解き、専門家として対処できる能力を涵養します。
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言語文化学コース[分野III]
理論言語学・デジタルヒューマニティーズ講座
自然言語の仕組みや構造を解明するとともに、人間の言語能力の真相に迫るための普遍的規則や原理を科学的に分析記述し、共時的ならびに通時的な視点から言語体系を明らかにします。また、数理的モデリングや機械学習を高度に応用して大規模テクストコーパスやデジタルアーカイヴの潜在的特徴を発掘し、分野横断的、巨視的分析と、理論言語学、文化学的知の蓄積に基づく洞察、微視的分析を相補的に組み合わせます。
言語認知科学講座
人間の外界認知、知識獲得、情報処理など、言語の情報処理の観点から人間の認知的システムを科学的に捉えることにより、人間の認知メカニズムのひとつとしての言語能力の仕組みと働きについて研究します。また、言語学においてこうした観点に立つ認知言語学について、理論的枠組みと具体的な言語研究への適用との両面にわたって研究します。